遅い春

巷では桜の開花情報が聞かれる頃ではあるが、我が家の庭はやっと早春の趣である。標高が少し高い里山のせいもあるが、隣接した空き地のソメイヨシノの大木も花芽はまだ固く閉じている。だが、例年と同じように気温が上がればあっという間に春たけなわの景色に変わって遅れを取り戻すのが里山の季節の移ろいなのだ。昨日まで、鶯の声も聞こえず、庭には鳥や蝶の姿も…
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日々是多忙

年が明けて一か月、これまで経験したことがない多忙な日々を過ごしている。例年は山奥の氏神様に除夜詣でをして新年を迎えれば、その後はこれと言ってなすこともなく、家でダラダラと過ごすことが多かったのだが、今年は想定外の事態となった。地元での写真活動が少し知れ渡ったこともあるのだろう、郷土史家からの依頼で、この季節ならではのふるさとの祭りや様々…
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冬支度

晩秋からずっと小春日和が続いていたが急に気温が下がり真冬なみの寒さになった。周辺の山も次の季節へ向けて衣替えの様子である。平年並みの気候に戻ったということなのだろうが、時は師走、なぜか気忙しい。お世話になった友人知人への挨拶、家の内外の整理整頓、新しい年を迎える準備など、昔のしきたりにこだわることもないと思いつつ、例年の習慣から抜け出せ…
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高原の秋(2›

10月中地元のアーティストたちの合同作品展に参加、続いて11月からの個展を控え多忙な日々が続いている。時間を作ってやっと乙女高原を訪ねた。標高1700メートルの高原はすでに晩秋の景色に変わって、花たちは冬支度の風情であった。高原を覆うススキの中のそこここにリンドウの花が今が俺たちの天下と言わんばかりに咲き誇っていた。 木や花に…
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高原に秋が来た(1)

猛暑の夏もやっと終息、空の雲はまだ秋に代わってはいないが,我が家の周辺にも虫の声が聞こえる。久しぶりに乙女の秋を歩いた。年々ススキが増えて花が隠れるようにひっそりと咲いている。 木々の葉も色ずき始めた まむし草の実 ヤマハハコ マルバダケブキ ハギ ハバヤマボクチ 何だっ…
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夏の記憶

記録的な猛暑にたじろいでエアコンのお世話になり居間で無為無策の時を過ごしている。これほど何もしない夏は今まで無かった。山里に転居して海とも縁が遠くなってしまった。懐かしい夏の記憶を辿っていけば少しばかり涼感に浸る気分にもなる。子供たちが幼い頃は夏休みになると山や海によくく出かけたが、私が湘南の海に魅せられ四季折々に通うようになったのは、…
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アジサイの頃

アジサイは梅雨時のうっとうしい気持ちをつかの間忘れさせてくれる花だ。雨が似合う美しい風情をカメラに収めたくて待っているのだが雨が降らない。連日、梅雨が明けたような夏日の太陽が照り付けている。花は待ってくれないで、もう見頃を過ぎてしまった。 <ブドウ棚にはおおきくなった房がたわわに下がっている。農家では袋掛け作業に追われる時…
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写真展

縁あって鄙びた山村のギャラリーで私の写真展を開催することになった。会期は5月2日から21日までで現在開催中である。山梨県と長野県の県境、中央本線の無人駅信濃境駅前のギャラリーである。南アルプス前衛の鳳凰三山の麓に広がる農村地帯は懐かしさに心が和む里山の風景が展開し日本の原風景を感じさせてくれる。またこの地には縄文中期の文化が花開いた井戸…
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郷土の桜

群生する桜も見ごたえがあるが、歳月を重ねた一本桜の魅力も捨てがたい。郷土の桜と愛されている有名無名の立派な桜がどの土地にも小高い丘の上にあって畑仕事の目安とされてきた。そうした桜の木が私の郷土にもたくさんある。桜は今ではソメイヨシノが圧倒的に多いが、当地では枝垂れ、山桜の古木が山や寺院、農家の庭先で目を喜ばせてくれる。 &lt…
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天からの贈りもの

雪景色が好きだ。北国で豪雪と闘いながら暮らす人々に申し訳ないと思いうが、毎年天から届く便りにウキウキと心が躍る。山も里も純白の絹布に包まれ、角のない曲線の起伏は光を受けて、時に艶めかしく、時に荒々しく変わる姿にしびれる。写真狂いの私にとって永遠のモチーフである。 <雪の翌朝、朝もやにかすむ山を朝日がてらす。ピンク色に染まる雪景…
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新年

また、一つ歳を重ねた。新年にあたり、特別の思いはないが、せっかく授かった命だ、無病息災に努めてもう暫く夢を追い続けたいと思う。 最近は暮れから正月にかけて、とくべつに風光明媚な名所に出かけることもしなくなった。当地へ転居して7年を過ごして山里の見慣れた風景にも、正月ならではの趣があると思うようになったからだ。また、甲府盆地の冬の厳しい…
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冬将軍

最近では地球温暖化の影響で、暖冬ということが話題になるが、今年は例年になく冬将軍の到来が早く、当地は連日朝の気温がマイナス3度前後の日がつづいている。シベリア高気圧の寒波を「冬将軍」と呼ぶのはロシアに侵攻したナポレオンを退却させた寒気に因んでつけられた呼び名だと、先日テレビの気象情報で解説され、私は初めて知った。庭の木々も一夜ごとに枯れ…
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山装う

家の前の山裾にも紅葉前線が下りてきた。鮮やかな紅色と黄色や赤褐色の中にところどころ杉や松の緑が混ざって心和む景色に女性の晴れ姿を眺めるような気分である。春夏秋冬、自然の多彩な美しさをじっくり味わうようになったのは何時の頃からだろう。今私の心の中にそんな想いが去来している。私はプロのカメラマンとして活動してきたので、若い時から自然に向き合…
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眺めればしみじみと秋

台風一過秋晴れというわけにいかないこの頃のお天気である。申し訳け程度に晴れ間がのぞいてもまた曇り、雨の日が続く。肌寒さも手伝って仕方なく居間の炬燵から庭を眺めているが、手入れの届かない小さな庭にも、しみじみと秋の風情が見てとれた。散りかけたシュウメイギクやホトトギス、今が見頃の小菊たち、原種シクラメンもバラの根元を守って元気にさきはじめ…
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中秋の頃

暑さが切り替えの時期を迎える。当地は)急に気温が下がり足元が冷える。早いかなと思いつつ居間の掘りごたつに火を入れた。 実りの秋、読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、秋高し、秋の雲、などなど風土の豊かさや、心を潤す秋の言葉は限りない。風に舞う落ち葉に人生の無常を託したり、思わせぶりな季節だなと思う。 <茜雲>空気が澄んで雲の…
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秋旅日記

先日、知人のご招待で八ヶ岳のキャンプ場へ一泊2日の旅をした。美味いバーベキューに舌鼓をうち星空の下で焚火を囲んでの楽しいキャンプに学生時代友と志賀高原や赤城山などへの山旅を思い出し気持ちが若返った。歳とって家内と連れ立ってキャンプに出かけることなど思いがけない体験で忘れ難い記念となった。ご招待下さった知人のご一家とキャンプ場のご夫婦の暖…
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高原の花

老体には連日の猛暑が厳しい。どこか涼しいところはないかと頭をめぐらせて、そうだ!乙女の花でも見に行こうと重い腰を上げた。涼しい風が吹き渡る草原に立って、来た甲斐があったなと気が和んだ。鹿の食害を防ぐために設けられた柵に囲まれた草原は予想外に多くの花が戻り賑わいを見せていた。8月~9月にかけて乙女高原は花の多い時期で、周囲の林床にもこれま…
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緑深まる高原の夏

乙女n高原もやっと夏本番、これからの短い夏に向かって、花たちは歩調を速め命を燃焼させる。標高1700メートルの高原では、木々の緑はさわやかで、里の黒ずんだ緑とはちがった目に優しい趣がある 。 白樺に青葉のコントラストがまぶしい 時折、霧が風にのって緑の高原を包む。 木漏れ日の幻想 日差しが緑のステージを…
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海の日

里山へ転居するまで横浜市に住んでいたので、海は身近かにあってよく眺めに行ったものだ。海の記念日と聞いて其の頃の記憶が甦り懐かしい。海に囲まれた日本列島の海岸線の総延長は、ロシア、オーストラリアに次いで3番目と聞いて驚いた。こんな小さな島国なのに!だが、残念なことに、砂浜などの自然海岸は急速に減少しつつあるそうだ。幼少のころは、親兄弟や友…
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歳時記ー初夏

居間から眺める富士山は、頂の雪もほとんど消えて黒々とそびえている。5月に東京銀座で開催した写真展のため、約ひと月間世話を休んでいたため我が家の庭は荒れ果てた眺めになっている。夏の花たちは暑さのためか短命で咲いてもすぐ散っていく。切り花にして部屋に飾ってもすぐしおれて見苦しい姿になってしまうので、ゆったりと花木と向き合って心を癒したいと思…
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